キャンドル・ジュンってネーミングセンスないわ~。
広末涼子、ほんまにええんか? さっちんです。
ひとつ前の記事でチェレ(クスクスセネガル版)
をおいしく頂いたということを書いたのですが、
セネガルに来てすぐの頃は、このチェレが
ピーちゃんの餌っぽくて、
砂を食んでいるようで、
どうも苦手であったのです。
これは克服できないだろうなと直感したぐらい。
モロッコのクスクスは世界最小パスタであるのに対し、
セネガルのそれはいわゆるひえ、粟の類だそう。
日本ではインコとかが食べてるよねあれ。
しかし、人の味覚は変化する。
日本に居れば、なんでも好きなものが食べられるから、
不味いものを克服しようとは思わないので、
口に合わないものとは仲良くなりにくい傾向にあると思う。
でもセネガルでは、選り好みしていられない。
お腹が減っていれば、それしかなければ、
食べるしかない。
セネガル人の家にお呼ばれしている場合も、
嫌いだからって手をつけないのは、極めて失礼なので、
どうしても食べる機会に恵まれるのである。
そのおかげでチェレ同様、いろんなセネ食をおいしいと思って
食べるようになってきている。
最初の頃は、今では大好き白チェブジェンも
心からおいしいとは思えなかったものなのだが。

ウムさんが作ったチェレはこんな感じ。
(牛肉、キャベツ、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、とうがらし入り)
最近は、嫌いだったチェレを購入してまで食べるように
なってしまった自分の適応力の高さに、かなりセネガル人の
味覚に近づきつつあるなぁと思うわけです。
隊員の中には毎晩チェレを食すという人もいて、
特に僻地女子隊員からの人気が高い。
同期栄養士隊員くんちょに言わせれば、
鉄分が多いから貧血女子におススメだそうで。
しかし、炭水化物なのでたくさん食べれば太るそう。
セネガル人が作るチェレソースはすごい油っこいので、
自分でソースを作ってかけて食べている。
トマトソースによく合います。

チェレだけで買うとこんな感じ。
この袋満タン(2人分くらい)で200Fcfa、約40円。
おやつとしても食べられていて、ヨーグルトと砂糖を
混ぜてビニール袋に入れて売っている。
これも敬遠していたが、持って帰って家で食べたら
意外にもおいしくて、ハマりそうになって少し動揺。

完全に見た目アウト!なのだがおいしいねんこれ。
この味覚の変化はやはり1年半のセネガル滞在のせい
なのだろうが、この変化がもたらしたであろう
もうひとつの変化。
体臭である。
ご想像を裏切ることなく、いい匂いになったとか
そういうミラクルではない。
よく、韓国人はキムチ臭、日本人は漬けもの臭とか
外国に行けばその土地土地で体臭が違ったりする。
食べ物が変わり、体の細胞もすっかりセネガル産に
なってしまった私は、最近自分の汗が普段よりも
気になることに気づき、結構傷ついたのでした。
やはり、お風呂に浸かって汗を流すことがセネガルに来て
たったの2回しかないというのも大きな原因だろうな。
1年経過した女子隊員にきくと、みんなその傾向にあると
いうことだったので、私自身のケアの問題ではないようで
少し安心した。
女子でも感じるくらいだから、男性は言わずもがな・・・。
まぁ日本に帰って、日本の食生活、入浴生活をすれば、
すぐにいい香りが漂うであろうと信じてあと半年は
こまめに水浴びをする作戦でいくしかない。
そして最近ドラム缶で五右衛門風呂を作ったという
フィムラに温泉旅行に行くしかないな。
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